2010 . 07 . 19

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フォワグラのポワレです。厚みのあるフォワグラに火を通し、おひとり様分ずつスプーンの上に盛りました。リンゴを炒めて甘みと香りを出し、シードルビネガーを加えた酸味のあるソースをかけました。前菜料理や、おつまみとしてどうぞ

nana
 
 
5月5日(水)は通常営業、5月6日(木)はお休みさせていただきます(2010.4.30)
4月25日(日)はお休みさせていただきます(2010.4.10)
3月18日(木)はお休みさせていただきます(2010.3.11)
1月11日(月)~15日(金)を冬期休業とさせていただきます(2010.1.3)
12月31日~1月3日 年末年始の営業のご案内(2009.12.28)
12月22日(火)~25日(金) 2009年クリスマスディナーメニューのお知らせ(2009.12.5)

   

 parce qu'on vient de loin

コルネイユの新しいアルバムが、フランスとカナダで発売された。2枚目のアルバムで、タイトルは「les marchands de reves」。コルネイユの伸びていく声がもう聴こえてくるようだった。早く歌を想像してみたかった。
コルネイユはルワンダ人の両親から生まれて、今はカナダの国籍を持っている。両親や家族をルワンダの内戦で失っている。コルネイユと聞いたら悲劇作家を思い出すひともいるかもしれない。でも彼はそうではなくて、1977年に生まれて独りで曲を書いて歌っている青年である。
1曲目は「reposez en paix」。前作から合わせても、タイトルの動詞の活用の形に2人称の複数形を使っているのはこの曲しかない。安らかに眠れる。静かに横になれる。この新しいアルバムは、きっと家族への想いから始まっている。
「les marchands de reves」からの最初のシングル曲は「le bon dieu est une femme」。誤解をされそうなタイトルだけど、コルネイユは変わらずに歌っている。誰だって神様を決めるのなら勇気がいる。独りで曲を書き続けることができる理由が少しだけ見えるような気がした。
デビューアルバム「parce qu'on vient de loin」からは、何とも雑ざらないコルネイユを感じることができる。アコースティックバージョンの「parce qu'on vient de loin」は、静かな時間をもっと静かにしてくれるような美しさがある。毎日を最後みたいに。だって僕は遠くから来たから。
「comme un fils」は切ない。どんな息子になればよかったのか。でもコルネイユの歌詞から恨みは伝わってこない。「コルネイユみたいに」。「avec class」のリズムとブルースの中で何度も繰り返している。
必要以上に複雑なフランス語を使わないコルネイユの曲には、言葉遊びのような楽しさもあるし、フランス語ならではのタイトな音の響きもある。そしてきっとその中には僕が想像できないほどの感情も詰まっている。
ジャケットと反対に、2枚目のアルバムは少しだけ明るくなったような、色が付いたような感じがした。これからも聴いていきたい。デビューアルバムの1曲目、「seul au monde」の前奏の部分でコルネイユはささやいている。「僕はどこから?はるか遠くから。僕はどこへ?誰も知らないよ。どこにいるのかを伝えるまでは」。


*「reves」の実際の表記にはアクサン・シルコンフレックスが必要です。